NECゲーミングPC徹底批評! 高価で拡張性ゴミの実態に迫る

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はじめに

ゲーミングPCの需要が高まる中、さまざまなメーカーから製品が投入されています。しかし、性能やコストパフォーマンスに課題があるモデルも散見され、ユーザーの選択を誤ると後々まで影響が出る可能性があります。本日は、日本を代表するメーカーの一つであるNECのゲーミングPCについて、徹底的に検証していきます。

スペックと価格

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まずは、NECゲーミングPCのスペックと価格について見ていきましょう。

CPU・GPUパフォーマンス

NECゲーミングPCに搭載されているCPUやGPUは、一般的なゲーミングPCと比較して決して見劣りするものではありません。第12世代のCore i7プロセッサと、GeForce RTX 3060 Tiなどの中級GPUを組み合わせたモデルが主流で、一般的なゲームプレイを十分にこなせるスペックを備えています。

しかし、ハイエンドゲームや高解像度での快適なプレイを求める場合は、更にスペックアップが必要不可欠です。RTX 3080や3090といった最上位GPUを搭載したモデルもありますが、その場合の価格は100万円を優に超えてしまいます。

ストレージとメモリ

ストレージとメモリに関しては、標準的な構成となっています。

ストレージ メモリ
512GB SSD (NVMe) 16GB DDR4

近年のゲームではストレージ容量を大きく食いつぶす傾向にあり、512GBでは物足りない場合も多いでしょう。メモリ16GBは最低ラインと言えますが、快適なゲーミング体験を求める場合は32GBが望ましいでしょう。

価格設定

さて、性能面では一般的なゲーミングPCと遜色ないNECのモデルですが、価格設定には多くの疑問が残ります。例えば、Core i7-12700とRTX 3060 Tiを搭載したモデルが約20万円と設定されています。確かにこの構成でこの価格は妥当な線かもしれません。

しかし、BTOメーカーのゲーミングPCと比較すると、NECのモデルは2〜3万円ほど高めに設定されていることがわかります。この価格差は、製品によってはもっと開く可能性もあります。

デザインと拡張性

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ゲーミングPCを選ぶ上で、デザインと拡張性も重要なファクターになります。NECゲーミングPCはこの点でどうなのでしょうか。

シンプルなデザイン

NECのゲーミングPCは、デザイン面ではシンプルさを追求しています。鮮やかな発光やRGBイルミネーションといった派手な演出は控えめで、あくまでも機能性を重視したつくりになっています。

シンプルで落ち着いたデザインは、ゲーミングPCとしてはあまり一般的ではありません。ただし、落ち着いた環境で使用したい人や、オフィス環境で使う必要がある場合などには、かえって好ましいデザインと言えるでしょう。

拡張性の制限

一方で、NECゲーミングPCの拡張性には課題があります。メモリスロットやPCIeスロットの数が制限されており、自由度の高いカスタマイズは難しくなっています。

  • メモリスロット数: 2基(最大32GB)
  • PCIeスロット数: 1スロット(x16、GPUスロット)

将来的にメモリを増設したり、補助GPUを搭載したりする場合は、この制限に阻まれてしまう可能性があります。自作やBTOメーカーのPCであれば、このような心配はほとんどありません。

サポートとアフターサービス

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ゲーミングPCを選ぶ際、サポートやアフターサービスの質も無視できません。この点でNECはどのようになっているのでしょうか。

メーカー保証

NECのゲーミングPCには、購入時から1年間の製品保証が付いてきます。この期間中であれば、無償で修理を受けられるため、初期不良などに安心できます。

ただし、1年を過ぎた後の保証については課金が必要になります。BTOメーカーの中には、長期無償保証を提供しているところもあり、この点ではNECに劣ります。

電話サポート

NECでは、ゲーミングPCの購入者に対して専用のサポートラインを用意しています。ゲームのセットアップ方法から、トラブルシューティングまで、専門のスタッフが電話で対応してくれます。

一方で、サポート時間が平日の午前中のみと限られていたり、対応に遅れが生じがちであるといった指摘もあります。サポート体制の強化が望まれるところです。

修理対応

NECゲーミングPCに不具合が生じた場合、修理の受け入れ窓口はNEC直営の修理センターのみとなります。修理に出すには、製品を自らセンターに持ち込む必要があり、遠方に住む人には負担が大きくなります。

BTOメーカーの中には、ドア集荷サービスを提供しているところもあり、この点でNECは劣っていると言えるでしょう。修理期間の長さについても、改善の余地がありそうです。

コミュニティとフォーラム

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ゲーミングPCユーザーにとって、コミュニティやサポートフォーラムの存在は大きな助けとなります。NECではこの点がどうなっているのでしょうか。

公式フォーラム

NECには、ゲーミングPCユーザー向けの公式フォーラムが用意されています。このフォーラムでは、スタッフによる情報提供や問題解決のサポートが行われています。

ただし、投稿への返信が遅れがちであったり、有用な情報が少ないという指摘も見受けられます。フォーラムの活性化が課題と言えそうです。

ユーザーコミュニティ

一方で、NECゲーミングPC自体の人気は高く、ユーザー主導のコミュニティも複数存在しています。特に大手掲示板サイトに立ち上げられたスレッドは、情報交換の場として活発に利用されています。

これらのコミュニティでは、ゲームの攻略情報から、カスタマイズのノウハウまで、さまざまな知見が共有されています。公式フォーラムよりも充実した情報が得られる可能性が高いでしょう。

まとめ

NECのゲーミングPCについて、さまざまな観点から検証してきました。性能面では一般的なゲーミングPCと大差はありませんが、価格設定が高めであることや、サポート体制に課題が残ることがわかりました。

デザインについては、シンプルさを追求したスタイルが特徴で、落ち着いた環境に合うものの、拡張性は制限されています。コミュニティについても、公式フォーラムよりはユーザー主導のものの方が活発であるようです。

総合的に見ると、NECゲーミングPCは「ゴミ」とまでは言えませんが、他社製品に比べると選択肢が分かれるところでしょう。ゲーミングPCを検討する際は、自分のニーズをよく吟味し、メーカー間の違いをしっかりと比較することをおすすめします。

よくある質問

NECのゲーミングPCのスペックはどの程度ですか?

NECのゲーミングPCに搭載されているCPUやGPUは一般的なゲーミングPCと遜色ありません。第12世代のCore i7プロセッサやGeForce RTX 3060 Tiなどの中級GPU を採用しており、一般的なゲームプレイには十分なスペックを備えています。ただし、ハイエンドゲームや高解像度での快適なプレイを求める場合は、RTX 3080や3090といった最上位GPUを搭載したモデルもあります。

NECのゲーミングPCの価格設定はどうですか?

NECのゲーミングPCの価格設定には多くの疑問が残されています。同様のスペックを持つBTOメーカーのゲーミングPCと比較すると、NECのモデルは2〜3万円ほど高めに設定されていることがわかります。この価格差は製品によっては更に開く可能性があり、コストパフォーマンスの面で課題があるといえるでしょう。

NECのゲーミングPCのデザインと拡張性は優れていますか?

NECのゲーミングPCのデザインはシンプルで落ち着いたスタイルを追求しています。鮮やかな発光やRGBイルミネーションといった派手な演出は控えめで、機能性を重視した造りになっています。このデザインは落ち着いた環境での使用に向いていますが、一般的なゲーミングPCとは異なるスタイルと言えます。一方で、拡張性の面では課題があり、メモリスロットやPCIeスロットの数が制限されているため、自由度の高いカスタマイズが難しくなっています。

NECのゲーミングPCのサポートとアフターサービスはどうですか?

NECのゲーミングPCには初期1年間の製品保証が付属しますが、その後の保証には課金が必要となります。また、電話サポートの対応時間が限られていたり、修理時の製品持ち込み義務など、他のBTOメーカーに比べると課題も見られます。一方で、ユーザー主導のコミュニティは活発に機能しており、有用な情報が共有されているのが特徴です。

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